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2011年09月27日

福島の子どもたちとこれからも

放射能汚染の中で不安を抱きながら暮らしている福島の子どもたちと小さいお子さんを連れたご家族を香川に迎え、自然の中でのびのびと夏休みを過ごしてもらいたいと、企画した2011年夏休み企画。参加費を無料とし、経費全額をご寄付や街頭募金によって賄いました。

子どもたち29名と小さいお子さんのお母さんたち10名の計39名を県立五色台少年自然センターに迎え、無事、11泊12日間の夏休みを過ごしていただくことができました。さらに、3家族8名(1歳から5歳の子ども5人とお母さんたち)からもう少し香川に残りたいとのご希望があったため、被災者に無償で1年間提供してくださる住宅を探して入居していただき、そこでの共同生活の支援も続けています。

活動にあたっては県社会福祉協議会の災害ボランティアネットワークや、高松市ボランティア・市民活動センター、香川大学教育学部などのご協力を得て、多くのボランティアが参加して下さり、各種団体や企業からもさまざまな形でのご支援を頂くことができました。改めて厚くお礼申しあげます。

福島の参加者からは「遠い香川県でこんなに福島のことを考えてくれている人がたくさんいることがわかってうれしかった」「まるで家族のように過ごした12日間だった」などの感想が寄せられました。また、ボランティアの方々からも「ずっと心にかかっていた福島の支援ができてよかった」「香川にいてもできることがあることがわかった」「今後も活動に関わりたい」などのお声をいただいています。

「福島の子どもたち香川へおいでプロジェクト」は今後も大きく2つの目的を掲げて活動を続けます。
(1)1人でも多くの福島の子どもたちを1日でも長く放射能から守る。
(2)福島と香川をつなぎ、福島の子どもたちの現状を知ることによって、すべての子どもたちの未来への責任を果たすためにともに行動しようとする仲間を増やす。

これからも一時避難や移住
を希望する福島の子どもたちとそのご家族へのサポートを続けるとともに、今夏と同様の企画にも継続的に取り組んでいきたいと考えており、この冬は12月28日~1月8日(予定)の冬休み企画を検討しているところです。
皆さまのご支援・ご協力をいただけますよう心からお願い申し上げます。

福島の子どもたち香川へおいでプロジェクト
      代表:渡辺さと子  
      事務局 :〒760-0022 高松市西内町7-25 
           TEL/FAX:087-813-0715 
ZVF05007(a)nifty.com
(a)を@に変えてください。
振込み先:百十四銀行本店営業部(普通)3124378 
福島の子どもプロジェクト

「福島の子どもたち香川へおいでプロジェクト」
夏休み企画2011活動報告
【期 間】2011年8月8日~8月19日(11泊12日)
【場 所】香川県立五色台自然少年センター
【参加者】 幼児:12名(男5・女7)、小学生:12名(男7・女5)、中学生:5名(女)、大人:10名(女)、計39名(21家族)
【参加費】無料
【活動内容】
8/8 前日、高松から借り上げバスで福島に迎えに出向き、早朝、福島を発って1000キロを走り夜9時、五色台少年自然センター着
8/9 オリエンテーション、おもしろ理科実験、ヨガとアロマセラピー(お母さん向け)
8/10 シャボン玉、お絵描き教室、紙芝居、花火
8/11 ギターと歌、新屋島水族館(ご招待)
8/12 野外炊事でカレー作り、高松西高校コーラス部の合唱
8/13 紙芝居、パネルシアター、冷抹茶(お母さん向け)、国分寺太鼓のみなさんによる太鼓教室、みんなで歌おう、セラピードッグとともに根香寺参り、五色台から高松まつりの花火見物
8/14 エコバッグ作り、宝探し、木工教室、天体観測
8/15 うどん作り、読み聞かせ
8/16 女木島鬼の洞窟ツアー(ご招待)と海水浴、
8/17 折り紙教室、歯磨き指導、お母さんと中学生の栗林公園訪問(ご招待)、無声映画
8/18 手品(讃岐奇術クラブ)、堀内佳さんのミニコンサート、エンディングイベント
8/19 セルフうどんの朝食の後、借り上げバスで福島へ。夜11時福島着。

【参加ボランティア・協力団体】
ボランティア:約200名(五色台でのボランティア約100名、その他支援協力など約100名)
協力団体・企業:香川県教育委員会、県立五色台少年自然センター、香川県栗林公園観光事務所、さぬき市長、女木島観光協会、女木島漁業協同組合、鬼ヶ島観光自動車、民宿龍宮、NPO法人わははネット、NPO法人どんぐりネットワーク、大塚製薬㈱、新屋島水族館、讃岐国分寺太鼓保存会、讃岐奇術クラブ、高松西高コーラス部、松屋玩具、さぬき麺市場、(㈱いやさか、Ainaふろーりあん、道の駅・源平の里むれ、カトリック桜町教会、香川県子ども文庫連絡会、クラムボン、西春日保育所、JECA西日本サマーファミリーキャンプ、東交バス(株)(敬称略・順不同)

【収支報告】(9月10日現在)

収入: 寄付金(街頭募金を含む)                 2,320,316円

支出:
食糧費(五色台少年自然センター食費等)               730,289円
交通費(福島・高松送迎借り上げバス代等)              631,271円
備品費(香川に残る家族のための家の備品、中古車等)     202,437円
人件費(専従スタッフ人件費、携帯電話代を含む)             135,000円
保険料(ボランティア保険、参加者傷害保険、自動車保険等)      71,774円
消耗品費(文具、玩具等)                                 63,684円
宿泊費(送迎ボランティア福島宿泊費、センター宿直ボランティア宿泊費) 53,325円(注)
通信費(現地事務局携帯電話レンタル料、通話料等)            38,297円
設営費(事務所家賃・光熱費・電話代負担金、海水浴桟敷)      27,000円
印刷費(用紙代、印刷代、コピー代)                          8,370円
雑費 (銀行カード作成手数料)                                1,050円
             
                           支出計                    1,962,497円
(注)県立五色台少年自然センターの宿泊費のうち、福島からの参加者の宿泊費分約20万円余については県の減免措置を受けました。
残 高: 357,819円 
(残額は今後の同様の企画や、福島からの子どもたちの一時避難のコーディネイトおよびサポートのために活用します)
助成金:今後の継続的な活動のため中央共同募金会に申請予定

【今後の活動予定】

●NPO法人「チェルノブイリへのかけはし」代表・野呂美加さん講演会
  「いま、子どもたちを守るために知っておきたい放射能のこと」
       ~ベラルーシの子どもたちが伝える低線量被曝の姿~
  11月2日(水)18:30~ 県社会福祉総合センター第1中会議室

●高松市男女共同参画市民フェスティバルでパネル展示
  「福島の子どもたち香川へおいでプロジェクト」活動報告
  11月21~25日  高松市役所ロビー

●「福島の子どもたち香川へおいでプロジェクト」2011冬休み企画(計画中)
  12月28日~1月8日(予定) 

★その他、「庵治おいでハウス」(被災者に無償提供される住宅をプロジェクトとして1年間お借りすることになっています)などを活用した一時避難の受入れとサポート、ホームステイのコーディネイト、移住に関する相談などを継続して実施します。



Posted by 福島の子どもプロジェクト at 18:04│Comments(2)
この記事へのコメント
素敵な企画なのでこちらも続けてください。福島県の子ども達が笑顔で遊んでくれたら、香川県民の私もうれしい気持ちになりました。
Posted by 足長 at 2011年10月20日 20:12
夏休みは参加できなかったので冬休みは是非参加させていただきたいです!
準備など大変かと思いますが どうぞご自愛くださいね。
Posted by なまためため at 2011年11月03日 23:01
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    コメント(2)